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    パクツイ・まとめサイト・カオス*ラウンジについて考えたこと

    パクツイ「罪悪感、徐々にマヒ」 常習者に聞く:朝日新聞デジタル

    この記事を見て書こうと思った

    一言で言うと、複製文化が生み出した、一つの流れであるといえる。

     

    コンピュータによってコピー・ペーストが容易くなったのは周知のことであろう。他人の作ったものをコピーし、改変したものを自分のものとして発信することができてしまう。また、コピー可能なものが流出しても、情報過多によって自分自身で発見するのが難しくなっているという点もひとつある。

     

    原因はほかにもある。オリジナルとコピーの区別がつきにくいということである。同じような文字、同じような絵、そういう記号的な文化が発展したことにもその原因はある程度あるだろう。

     

    パクツイであれば、テキストであるのでコピーが容易であり、最も簡単にコピーして自分のツイートととすることができる。面白いツイートはふぁぼやRTがされやすいので「模倣者」を多く生んでいる。パクツイを行う彼・彼女らはカジュアルであり、逆にコピー元をバカにするようなこともある。

     

    匿名であることも一つのキーとなっている。オリジナルの製作者が権利主張していても、コピーした人もオリジナルを作った人も匿名ならば、問題が大きくなりづらい。また、コピーしたほうがオリジナルを主張したらコピーしたものが同じものであるのは明白なので難しいところもある。

     

    まとめサイト(ここではにちゃんねるのまとめサイトを指す)の問題もにちゃんねる内の書き込まれたものをコピーして都合よく抽出・転載し、広告で収入化した。そして、同じことを始める「模倣者」たちが出始めた。収益化を嫌う人も多く、ステルスマーケティングが問題になり、嫌儲板ができたりした。

    まとめサイトであっても、結局は投稿した権利主張することは証明が難しいこともあり、にちゃんねる内でどうにか交渉しなければならない。最近は2ch.netからの転載は禁止になったようだが。

     

    そういった記号的・匿名的な世界への表現を試みたのがカオス*ラウンジであるが、著作権・表彰件などの問題と、表現の暴力性によって強く避難された。彼らそのものは強い主張はできていなかったが、問題提起としては一定の役割を果たしたであろう(もちろんマイナスの影響も大きく与えたが)。あとでカオス*ラウンジ問題についてもエントリを書こうと思っている。

    コラージュと藝術に関してもどこまで許されるかは難しいところではあるのは確かだ。

    Youtubeニコニコ動画Tumblr、DJ、同人などの文化は一定のグレーな著作権運営において動いているという見方もでき、Warezも未だにあり、著作権に関する流れは難しい物がある。

     

    コピー問題においてはオリジナルは一応は存在するが、東浩紀著作の『動物化するポストモダン』で書かれている「データーベース消費的」なものや「オリジナルとコピー」の境界線の希薄化、攻殻機動隊」でも同じような問題として書かれている「オリジナルなきコピー」、そしてこの作品で描かれる「模倣者」といった作品で書かれていた物が現実の問題として見なければならないのであろう。

     

     

    ユリイカ2005年10月号 特集=攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX

    ユリイカ2005年10月号 特集=攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX