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    Amazonの功罪

    日本社会的政治的な部分から逃れつつその構造を活かした商売をしているのが

    Amazonだと考えている。

     

    日本経済というのは2つの車輪がある

    ひとつは系列。

     

    だいたいは元財閥で、三井住友三菱、SONYなんかがそうだ

    自分たちの銀行や、不動産、そういったものをほぼすべて自分の系列内に持っている

    そういう大企業の下請けの下請けにたくさんの中小企業がぶら下がっている

     

    もう一つ、同業者組合

    横のつながりで、うまく利害を調節しつつ

    系列同士の大きなぶつかり合いを避けてきた

     

    その2つをそれらの組織の上層部・官僚・政治家が上手く調整し、そのシステムを上手く駆使することで高度経済成長を成し得たともいえるだろう。

     

    勤勉さとは「お上」から与えられたものでしかない。

    確かに、アジア系、とくに儒教文化のある国はシャイであるが、

    それは先天的なものではないと考えられてる。

    さまざまな教育的、文化的な文化人類学でいう通過儀礼(イニシエーション)を超えて結果的に日本人は「集団的」になった。さらに、言語的、地理的に他国との交流がしにくくその点で、周りと合わせないという日本内での「空気」が増幅されていた。

     

    それを上手く使ったのがAmazonだ。事務所をアメリカに置くことで、重要な「販売」というところで税金を収めなくてすむようにした、そして、日本の「系列」と「同業者組合」どちらとも手を組まずに、大企業として、ある意味「お上」になった。

     

    Amazonの構造として「お上」として、「大企業」的に下請け(倉庫業、流通、あるいはマーケットプレイス販売者、アフィリエイター)に文句を言わせず、同業者組合とも談合しないという、うまいやりかたで、日本的政治・経済から逃れることに成功した。

     

    また、ある意味でアメリカがバックに居るので政治家や官僚が強く出ることもできず、「お上」的位置にいるので、消費者にたいしても強い。

     

    それは、日本が将来もしかしたら、系列的大企業、同業者組合、政治家、官僚。そういった物との政治的取引によらない自由を、新しい日本経済を創りだすかもしれないという可能性を生み出したのではないだろうかと思う。それが「功」の部分

     

    「罪」は黒字に対しての税金がアメリカにいってしまったことだろう。もう一つ、「大企業」的に下請け(倉庫業、流通、あるいはマーケットプレイス販売者、アフィリエイター)に文句を言わせないような勢力になりつつあることである

     

    では。