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    『人間を幸福にしない日本というシステム』 について考える

    読書

    やはり、今感じている、社会的な生きづらさにつながっていると思うので、

    少しづつ共有させていこうと思っています


    社会学的観点からも心理学的観点からも、経団連・日経連を筆頭とした経済団体と系列企業が日本に植えつけた経済(ビジネス)の構造は、日本に大変な損害を与え続けている。戦後日本の二つの「偉業」――「経済の奇跡」と中間階級の抑圧――は、日本人の個人生活の犠牲の上に成り立っている。(略)家庭生活の質や個人の人格形成に、日本ほど起業が大きな影響を与えた国は、ほかにまず例がないのだ。

     

     さまざまな経済的奇跡によって日本が復活を果たしたと言われているが、なにによってそうなったのは明らかで、家庭の犠牲である。日本の経済的奇跡の原因の一つに「朝鮮戦争特需」というのがある。もちろん、それもひとつの要素であろう。

     

     カナダという国がある。英国連邦に所属し、アメリカの隣国にあたる。軍事的な力を大きく持たなくてもいい(アメリカに対しては英国連邦があり、英国連邦の主であるイギリスとの強い外交的対立は避けたいものであろう)。第二次大戦時点でも工場などが破壊されることはなかった。また、そういった、戦争特需や、アメリカの経済成長があり、アメリカと同じく、移民政策などの経済政策を行い、それを最大限いかせば隣国として大きな経済発展が出来たであろう国だ。

     

     それをなぜしなかったかというと、西洋的な価値観がある。カナダはすでに裕福な国であり、仕事は生活の向上のためにあるので、これ以上辛く働いてお金を増やそうと思わない国なのだ。

     

     日本もすでにものであふれている。食べ物が毎日捨てられている。なのに成長ばかりを願う。カナダのような国をロールモデルにしたら、もっと違う未来が見えるのではないだろうか。そう思った。

     

     

    人間を幸福にしない日本というシステム

    人間を幸福にしない日本というシステム