無力無善寺とはどういうところなのか? 現役の出演者から

 無力無善寺は高円寺にある「アートバア」だ。なぜ、ライブハウスではなく、アートバアなのか。それは、「音楽以外」の表現できる場所であるからだ。

 

 いろいろなものを見てきた。紙芝居をやっているひとがいたり、踊っている人がいたり(自分もやったことがあるが。)、お笑い企画(お笑いライブ)があったり、こないだは結婚ライブがあり、自分自身も出演した。

 

 個人的な考えだが、いろいろ「ぎりぎりな表現」 を行っている人が集まっていると思う。他の場所でできない、訴えや、話や、表現を行う。そういう場所でもある。アウトサイダー的な表現場所である。メジャー的ではなく、独自の表現を行う。そういう人たちが出演者には多い。私自身も去年Ono Yokoが昔行っていた「cut peace」を行ったことがある。(その演出が成功したかどうかは別として。)

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 ただ、出演料が安いこともあり普通のライブハウスのような真っ当な、普通の弾き語りを行っている人ももちろんいる。

 音楽だと、持ち時間全部を使ってノイズミュージックや空間系を演奏しているひとたちもいる。そういう生で聞く機会がなかなか無いようなジャンルの生演奏が聞くことができることもこの無力無力無善寺の特色でもあると思っている。

 

 中央線沿いの高円寺にあることもあり、「自殺」した人の話や、「自殺した友人に捧げる歌」が歌われているところでもある。「自殺」した人の話も日常会話的にされることもあり、そんなことを聞くと何とも言えなくなる。だが、そういう社会の暗黒面を受け入れているという面もある。無力無善寺はそういう意味でもアンダーグラウンドな場所であるのだ。

 

追記

16/12/28

 事実として、自殺志願者の話を聞いて自殺行為を思い止ませたことも多数あるというのが、現状だということです。

 たまに死んでしまった、しかも若い人の話を聞くこともあります。

この追記を書いているのは改修工事後ですが、改修工事前はなくなるという噂も確かにありました。ただ、私を含めた行き所のない若者の居場所でもある。という現実もあります。

 

 アンダーグラウンド的な存在である寺山修司の弟子分(?)である三上寛もこの無力無善寺で月一回出演している(その日は特別料金)。

 

無力無善寺とはどういう場所なのか - hatena du ongaku

 この記事に書いてあるが、現在無いのは「暴れること」である。むしろ現実としては「無力無善寺では暴力禁止」になっている。無善法師自体丸くなったこともあるし、”空”を悟ったらしく、来年からは無善菩薩と名乗るそうだ。

 

 わりと(わりとではないか)と思っているよりも自由であり、無力無善寺の主である無善法師の演奏を聞かないで帰ることは全然問題ない。もちろん、「早く帰らなければならないんで。」とか、「明日早いんで」「終電が、、」等々理由を述べて帰ったほうがいいが。

 

 無論、無力無善寺の出演料は安いが、この界隈ではもっと安い出演料の店はある。(どことは言わないが)

 

 そんな無力無善寺もスケジュールによると8月から改修工事が始まる。来年まで、無力無善寺で何かすることができない。実は阿佐ヶ谷あたりで、同じく改修工事立退き料をもらい立ち退いた店があると聞いていて、密かに復帰できるかどうか危ぶまれている声もある。一応約束上、元に戻すことを条件に改修工事に同意したと聞いているが。立退きとなった場合でも店主である無善法師は別の場所に同じような店を開くのではないだろうかと考えている。

 

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