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    攻殻機動隊について少佐(草薙素子)についての描写 について考える

     攻殻機動隊 神山監督制作アニメ S.A.Cをたまに見直すんですけど、考えるところがありますね。草薙素子(少佐。以下草薙素子)は小さいころから義体だったことが描写されている。つまり弱者であり、現在強者でもある。神山監督的にどう意図していたかわからないんですが、「社会に不満があるなら自分を変えろ それが嫌なら耳と目を閉じ口を噤んで孤独に暮らせ それも嫌ならっ・・・・!」というのが冒頭で「それも嫌ならっ・・・・!」の後に何を言おうとしたのか。漫画だと「死ね」的なものだと思うんですね。ただ、相手がテロリストである以上、自分を変えて戦ったというところあるとこは理解している。ただ、草薙素子は公安の一員であり、国家の犬である以上、そういう立場の人間に対して優しい言葉を書けられないですね。
     医学生の回だと、だいぶお怒りなところな気がしたものの、五体満足だからといってちゃんと更正をうながしているのです。


     「社会に不満があるなら自分を変えろ それが嫌なら~」っていうのは、語られるところは自己責任論的になりがちなんですけれども、草薙素子自体が社会インフラ(義体化・電脳化)によって生かされていて、メディテック社の社長の「投資ならできるやろ?」っていうのは、遺伝子がとれるかどうか、作中ではわからないほどほとんど生身が残っていないっていう描写だと思うんです。
     インフラによって生かされているというところで、(草薙素子自体も人間である以上、相手に対してどう考えるかベクトルは発生する。というのはもちろんあります)わりと未来を作って欲しいと思う所もあるのだと思っています。麻薬取締のアームスーツとの戦闘で相手を殺していないし、バトーにもCIAの関係のもので殺させないようにした。つまり「死ね」、というよりか「殺す」というのはアニメ的に防衛か指示上やむを得ない場合。つまり草薙素子自体に「殺す」かどうかの決定権を(防衛以外は)もっていないと考えているんです。*1

     草薙素子自体が国家の犬である以上、未来を変えられないので、その種子を巻いているんじゃないかと思います。種子については合田一人も似ているかもしれませんね。童貞でセックスしたことない(生殖活動をしなかった。もしくはできなかった)のですから。ウイルスによって種を撒いていたということなのかもしれません。

    *1:ただしストーリー上あまり意味のない人物(モブキャラ)を殺してしまうのは、クリエーター的に制作されたものでは普通であります。