【新サービス】カクヨムの利用規約について

面白いサービスが始まった。そう思った。ただ、利用規約を読んでモチベーションが瞬殺された。 

kakuyomu.jp

 

利用規約はここにある。

kakuyomu.jp

 

 利用規約をまあ、こんなものかと読んでいく、と。引っかかった。しかも一番良くないところで。

 

第9条(投稿作品、投稿コンテンツ)

当社は、投稿作品および投稿コンテンツの内容について責任を負わないものとし、他の利用者および第三者から異議、申立て、クレームその他の請求を受けた場合は、会員が自己の責任と費用において処理、解決するものとします。
当社および会員は、本サービスの運営ならびにプロモーション等に際し、必要に応じて本サービス上の全ての投稿作品及び投稿コンテンツを閲覧し、その全部または一部を利用することができるものとします。
会員は当社が指定する作品タイトルに限り、二次創作作品を当サービス上に投稿することが出来ます。
利用者は当社が投稿コンテンツを保存する義務を負わないことを承諾するものとします。

第10条(知的財産権

当社は本サービスに含まれる情報、サービス及びソフトウェアに関する知的財産権を保有しています。本サービスに使用されている全てのソフトウェアは、知的財産権に関する法令等により保護されている財産権及び営業秘密を含んでいます。
会員が本サービスに送信した一切のコンテンツ及び情報(以下「コンテンツ等」といいます。)の著作権は、会員に帰属するものとします。但し、本サービスの提供、利用促進及び本サービスの広告・宣伝の目的のために、当社は会員が著作権を保有する本サービスへ送信されたコンテンツ等を無償かつ非独占的に掲載、配信、複製および派生著作物を作成することができ、会員はこれを許諾するものとします。
会員は、当社および当社から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。

 

 やはり、主に著作権関係。少しコメントをつけていく。逐次気づいた時に追記するかも。

 

当社は、投稿作品および投稿コンテンツの内容について責任を負わないものとし、他の利用者および第三者から異議、申立て、クレームその他の請求を受けた場合は、会員が自己の責任と費用において処理、解決するものとします。

 免責事項ですな。投稿した小説は「会社に責任はありません」ということ。 

 

当社および会員は、本サービスの運営ならびにプロモーション等に際し、必要に応じて本サービス上の全ての投稿作品及び投稿コンテンツを閲覧し、その全部または一部を利用することができるものとします。

 角川・はてなは運営とプロモーションのためなら、投稿した小説の内容、一部・全部利用できるよってこと。

 

会員が本サービスに送信した一切のコンテンツ及び情報(以下「コンテンツ等」といいます。)の著作権は、会員に帰属するものとします。但し、本サービスの提供、利用促進及び本サービスの広告・宣伝の目的のために、当社は会員が著作権を保有する本サービスへ送信されたコンテンツ等を無償かつ非独占的に掲載、配信、複製および派生著作物を作成することができ、会員はこれを許諾するものとします。

会員は、当社および当社から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。

 投稿した小説は著作権は投稿者にあるけど、角川・はてな、その他関連会社は内容を一部・全部使える(掲載、配信、複製できる)よってこと。著作人格権は行使しないでね。ってこと。

 

利用者は当社が投稿コンテンツを保存する義務を負わないことを承諾するものとします。

 バックアップは自分でとっておいてね。ってこと。 

 

 もうなんか、始まる前から創作者食い物にしていく気がすごいするんだけれども。様々なブログサービスが著作権周りを利用規約の表記で会社有利にしているが、小説サイトでもそれをやるのか…。

 イケダハヤトじゃないけど儲け話をする人というか枠を作った人勝ちだよね。これ。アニメーターとかイラストレーターとか、創作者が下に見られている構図がすでにあるよね。win-winな関係目指したほうがいいと思うんだけどね。

 

 逆に言うとプロモーションされるチャンスではあるので、まあ、それに乗っかってもいいっていう人は使ったらいいんじゃない。

 プロモーションとかで嫌な使い方されて、引き上げたい時はカクヨム上から書いたもの削除すればいい。ユーザー登録削除も行えばいい。退会に関して著作人格権を行使できないという規約にこれ以上同意できなくなった、(その他、あるとしたらこれ以上同意できない規約があった等)と伝えて。著作権はもちろん書いた人自身にあるわけだから、問題はない。たぶん。現在の利用規約的にね。もちろん、バックアップ、忘れずに。

 投稿している人たち作家・クリエーターなわけだから、ひどい改ざん編集をプロモーションで利用されたら、書かれると思うんだが。いや、面白おかしく書いてやれ。

 

16-2-13 追記

 mixi衰退の原因となった一原因の規約が堂々と小説投稿サイトにあるというのは、時代を感じるというか、狂騒的なインターネットを感じさせる。

 

 はてな利用規約と比較してみる。

はてな 利用規約

8条3項 ユーザーは、はてなダイアリーはてなブログおよびはてなグループにおいて自己が作成した記事と、有料オプションを利用しているはてなグループのキーワードの内容、および、はてなフォトライフにおいて自己が送信した画像について、著作権を有するものとします。

8条4項本サービスの提供、利用促進及び本サービスの広告・宣伝の目的のために、当社はユーザーが著作権を保有する本サービスへ送信された情報を無償かつ非独占的に以下のような形式で掲載、配布することができ、ユーザーはこれを許諾するものとします。
a.本サイト内への掲載
b.インターネットを用いたクライアントソフトへの掲載
c.APIRSSフィードとしての公開、配信
d.学術研究データとしての提供

 著作権は著作者にあります。aは新着、ブックマーク等々。bはアプリ(ブラウザを含む)とかc、dは常識的なものだと思う。

 

8条5項

ユーザーが自己の保有する、本サービスへ送信された情報に関する著作権を第三者に譲渡する場合、第三者に本条の内容につき承諾させるものとし、第三者が承諾しない場合には、同著作権を譲渡できないものとします。

 RSSやアプリ作る人は規約に同意して使ってねってこと。つまり、著作権者の権利は守られるわけだ。

  修正。ユーザが保有するはてな上の著作物を譲渡する場合、譲渡された人もはてなの規約を守ってね。という意味。これも、必要に応じて、削除などすればいいと思う。著作権の譲渡って解釈諸説あるし。

 

 はてなはまともなんだよなぁ。規約で強く出たのは、どちらかというと、角川かな。

 

追記 コメントについて

やまぴこ
「ひどい改ざん編集をプロモーションで利用されたら」というリスクについてですが、ガイドラインhttps://kakuyomu.jp/legal/guideline)には「投稿された作品に対して、運営側が手を加えることは一切ありません。」との宣言があります。カクヨム利用規約第2条にはガイドラインが優先されるという規定がありますので、こちらにも触れておくべきかと思います。
はてな利用規約の8条5項は、「ユーザーが(←主語)自己の保有する、本サービスへ送信された情報に関する著作権を(←目的語)第三者に譲渡する(←動詞)場合」に満たすべき条件を規定するものですから、ユーザーの自由を制限する条項であり、アプリの作成者等とは関係がないように感じました。
26日前 


tenku 
「投稿された作品に対して、運営側が手を加えることは一切ありません。」とのことに関してですが、規約というのは運営に都合よく運用されるものであります((。それは消費者庁、消費者センター等の存在意義でもあります。


はてな利用規約の8条5項は、「ユーザーが(←主語)自己の保有する、本サービスへ送信された情報に関する著作権を(←目的語)第三者に譲渡する(←動詞)場合」に満たすべき条件を規定するものですから、ユーザーの自由を制限する条項であり、アプリの作成者等とは関係がないように感じました。


ご指摘のとおりだと思います。修正します。

 

関連リンク

著作権法

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